大樹園の一門ご紹介

〜 初代 鈴木佐市 〜

・黒松の短葉法を発見し、裁界に広める。これにより黒松盆栽  の人気を確立した。
・八ッ房五葉松の瑞祥という品種を広め一大ブームとなる。
・また老爺柿の盆栽としての可能性を見出し世に広めたうち の一人。
・片岡誠山氏に烏泥写し(尚和泥)の日本鉢の製作を指導した という大きな功績を遺す。
・黒松の日暮し、鳳凰、杜松の神仙など数々の銘木を世に出す。

〜 略 歴 〜



1902年 愛知県額田郡男川村の農家に生まれる。子供の頃から根っからの植物好きで、日課のように学校帰りに山に行っては植物を採取する子供時代を過ごす。高等小学校の時の恩師との出会いをきっかけに盆栽の基本的な技術を学んだ。
1916年 村立高等小学校を卒業。卒業後は農業に従事しつつ庭師の修行をする。
1922年 仕事中の事故をきっかけに庭師の仕事を辞め、農業のかたわら盆栽の培養を始める。
1931年 29歳の時に鳴海盆栽村の加藤東輝園に入門。農閑期に園で寝起きする通い弟子として6年程の修行生活を送る。この頃東輝園に全国から呼び寄せられた様々な職人の技術を学んだ。
1935年 33歳の時に大樹園という園号をもらい岡崎市で開園した。
1937年 シンクイムシの食害からヒントを得て黒松の短葉法を発見。以後研究に取り組み始める。
1957年 第31回国風盆栽展にて、初めて短葉法を施した黒松を出品。これ以降短葉法の黒松を連続出品し、世に広める。
1960年 愛好家の援助の下、瑞祥の親木を入手し培養を始める。挿し木によって増やし続け、のちに瑞祥の生みの親と呼ばれる。
1962年 還暦を機に、大樹園を長男の俊則に譲り「瑞祥庵」を開園。
1969年 瑞祥初の取り木に成功。のちの名木「龍鳳」となる。
1976年 74歳の時に、第1回作風展で内閣総理大臣賞受賞。瑞祥「龍鳳」
1991年 5月20日没。89歳

〜 二代  鈴木俊則 〜

・黒松の葉透かしにより均一に揃った芽を出させる方法を確立。
・日本盆栽協同組合理事長、(社)日本盆栽協会の理事などを 歴任。
・黒松の不動、高砂、杜松の紫雲、紫龍など数々の銘木を輩出。
・盆栽作家の競演の舞台、作風盆栽展において内閣総理大臣 賞を3度受賞。
・国風盆栽展においても主として関わり国風賞を受賞した樹 は十数本にのぼる。

〜 略 歴 〜

1925年 大正14年 4月3日生まれ。
父と同じく子供の頃から樹が好きで、山に行って松を抜いてきたり、実を播いたりする子供だった。
1942年 太平洋戦争において海軍に従属。速成教育を受けて病院船に配属されていた。
1946年 太平洋戦争より無事復員。帰国後は生活のため紡績関係の仕事をする。
1950年 25歳の時に本格的に盆栽の世界に入る。父、佐市を師として盆栽を学んだ。
1965年 自身初となる弟子が入門。(東海園 三ツ矢又生)以降多くの弟子を裁界に輩出している。
1982年 第6回作風展で内閣総理大臣賞受賞(かりん)
1984年 第8回作風展で内閣総理大臣賞受賞(杜松「神仙」)
1995年 第20回作風展で内閣総理大臣賞受賞(黒松「不動」)
2007年 11月8日没。82歳。



〜 三代  鈴木亨 〜

・日本盆栽協同組合副理事長、日本盆栽協会の理事等を務め ている。
・盆栽を日本だけでなく世界にも広めるべく、積極的に各地 の大会に参加して技を披露したり、実技指導などを行なっ ている。
・世界盆栽友好連盟 名誉顧問。

〜 略 歴 〜



1954年 昭和29年 12月11日生まれ。子供時代からよく、祖父佐市に盆栽を教えてもらっていた。
1972年 安城農林高等学校卒業。卒業後広島の新谷清芳園に弟子入りした。
1975年 大樹園に戻り、父俊則に師事した。
1992年 父より引き継ぎ門下生の指導を始める。
1998年 第23回作風展で内閣総理大臣賞受賞(黒松「瑞穂」)

〜 四代  鈴木卓也 〜

・日本盆栽協同組合副理事長、日本盆栽協会の理事等を務めている。
・盆栽を日本だけでなく世界にも広めるべく、積極的に各地 の大会に参加して技を披露したり、実技指導などを行なっ ている。
・世界盆栽友好連盟名誉顧問。

〜 略 歴 〜

1985年 8月30日生まれ 現在31歳。子供時代はモノづくりが好きで、盆栽や植物とは無縁の生活を送っていた。
2004年 豊橋工業高等学校建築学科卒。
2008年 大同工業大学工学部建築学科卒。建築デベロッパーである株式会社フジケンに入社。営業職に努める。
2009年 イタリアンレストランを営む、株式会社マリノに入社。調理と接客、従業員管理を行っていた。
鈴木家の次女と結婚。婿養子として迎えられる。この頃に初めて盆栽園の存在を知ったが、弟子入りはしなかった。
2011年 盆栽を始める。大樹園の2番弟子である鳥栖昭緑園の久保田政充に師事し、盆栽の基礎や大樹園についてを学ぶ。
2012年 大樹園に戻り、義父である鈴木亨より盆栽を学ぶ。
2015年 第41回作風盆栽展 新鋭作家部門において金賞を受賞(黒松)
2016年 第42回作風盆栽展 新鋭作家部門において銀賞を受賞(五葉松)



一門作家

「三ツ矢 又生」  東海園
昭和16年8月11日生まれ 昭和40年入門 昭和44年卒園
「久保田 政充」  鳥栖昭緑園
昭和24年2月10日生まれ 昭和43年入門 昭和47年卒園
「神谷 喜八郎」  樹八園  故人
昭和27年4月30日生まれ 昭和40年入門 昭和44年卒園
「奥谷 徳次郎」 大泉園
昭和27年7月30日生まれ 昭和46年入門 昭和50年卒園
「久保田 伸哉」  昭緑園
昭和34年2月11日生まれ 昭和51年入門 昭和55年卒園
「大島 健資」  明樹園
昭和36年4月10日生まれ 昭和55年入門 昭和60年卒園
「松田 恭一」  山北松月園
昭和42年1月25日生まれ 昭和60年入門 平成2年卒園
「日野 勉」  石鎚園
昭和42年7月18日生まれ 昭和61年入門 平成3年卒園
「松田 恭一」  山北松月園
昭和42年1月25日生まれ 昭和60年入門 平成2年卒園