冬の水やり | 大樹園
2020/12/31
冬の水やり

みなさまこんにちは。

クリスマスが終わり、あっという間に大晦日。

2020年最後のブログは、お手入れの基本である「水やり」について復習しておきましょう。

今回は冬の水やりについてですが、夏休み前には夏の水やりについて二回にわたり記事にしています。

ぜひそちらもご一読くださいね。

 

◆初心者向け・水やりの極意

「基礎編」

「夏を乗り越えるぞ!編」

とはいえ、忙しいときなので…

ざっくりまとめると夏の水やりはこの3点がポイントでした

〇とにかく水切れさせない

〇土が乾いたらたっぷり水を

〇土が乾いていなくても迷ったら水をあげる

 

では冬の場合は?

〇「乾いたら」が大事!!

冬は地域を問わず夏よりずっと乾きにくい環境です。

気候的なことだけでなく、

・木が休眠期

・葉が少ない、ない

=水をそれほど必要とせず、吸水が少なくなるということです。つまり水やりの頻度は減ります。

 

◆なぜ乾くのが大切?

乾く期間がないと、あの恐ろしい(?)「根腐れ」が起きてしまうからです!

根腐れというのは、土が常に濡れている状態を続けてしまうと起こりやすい減少で、常に水で満たされていることにより酸素供給が出来ず、結果、根が呼吸できず酸欠・壊死してしまう状況です。(なんだか書いているだけで息苦しくなります)

つまり、定期的に土が乾いた状況をつくりだしてやる必要があるということです。

 

◆水やり頻度の目安は?

だいたい知っておくと安心ですよね。

松柏 1~2日に1回

雑木 2~4日に1回

しかしこれはあくまで目安です。なんならこの目安は忘れていただいてもいいのです。

 

大切なのは、

一本ずつ水のチェックを毎日すること。

必要な木にだけ水をあげること。

 

ついつい、ほかの木にもついでにあげてしまいたくなる…気持ちはわかりますがダメですよ!

細かいポイントを見ていきましょう。

 

◆樹種による違いも考える必要があります

上の目安で雑木とまとめましたが、落葉する木(かえで・もみじなど)としない木(つばき・ぐみ)では乾き方が違います。

葉があるほうが水を吸う力があります。

 

◆乾きの確認方法

慣れないうちは表面や見た目だけではなく、土を触り少し掘ってみましょう。

※例1

全く乾いていませんね。

表面の土も濡れている状態なので、これは言うまでもないです。

 

※例2

一見乾いていますが、ところどころ乾いていない土の色があるのが分かりますでしょうか?

試しに少し掘ってみると乾いていないことが確認できますね。

 

※例3

これは・・・?

完全に乾いているように見えますね。

こちらも少し掘ってみます。

例2よりも少し深い層まで行くと乾いていないことが分かります。

夏にこの状態だったら念のために水をあげちゃうとこですが、冬ならば次の水チェックのタイミングまで待ってもいいと思います。

 

このように表面は乾いていても土の中は乾いていないこともあります。

だんだん見た目でもわかるようになりますので初心者の方は毎回掘ってみて確認するところからスタートしましょう!

毎日、一本ずつ確認…なんてと思わず、見てあげてくださいね。

水やりは季節ごとに大きくかわります。

きっちり考え方を切り替えていきましょう。

 

 

さて、冬の管理は水やりだけではありません。

過去の記事でまとめたものもぜひ読んでみてくださいね。

「年に一度は!舎利洗い・石灰硫黄合剤」(消毒として合剤の部分が参考になります)

 

 

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年末年始にYoutubeでの発信をはじめます。

基礎からのスタートとなりますのでブログを読んでいる皆様にとっては目新しいことは少ないかもしれませんが、おうちでの暇つぶしがてらのぞいてみてくださいね。

今後、みなさんの疑問にお答えできる場の一つにしたいと思っていますので「こんなこと知りたい!」というリクエストもお待ちしています。

英語訳も頑張ってつけました!日本、いや世界に羽ばたきます!

(大袈裟な・・・それくらいのやる気ということです)

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