10月に入り鳥栖昭緑園での修行も1ヵ月がたちました。
9月を振り返ってみると、園を綺麗にすること、水やり、石灰硫黄合材塗り、そして初めての展示会など、基本中の基本から学び、そして今まで体験したことのない経験の山積みでした。
毎日慣れないことばかりだったせいか、この1ヵ月は2倍ぐらいの期間に感じられましたが、
新たな知識が増えるたびに有意義で充実した日々を過ごせているなぁとも思うのでした。
さてここ数日ですが、新たな作業をやらせて頂くことができました。
時期的に大樹園でも同じ作業を行っていたようですが、初心者のため古葉切りではなく古葉取りです。
ピンセットで1本づつ地道に古葉を取っていきます。
まずは五葉松に挑戦したのですが、どこまでが古葉なのか???
色の違いや葉っぱの出方で見分けているようですが、取っているうちにだんだんと訳がわからなくなってしまいました…
既に古葉取りの終わっている木を何度も参考に見比べながら慎重に行いました。
例のごとく最初の木はほぼ1日近く使ってしまいましたが、2本目3本目と回を重ねるごとに時間と精度がアップしていくのがわかりました。
調子が上がってきたところで次は黒松にチャレンジ!!
黒松はの古葉は葉の先端がわずかに色が違ったり、葉の根元の部分も見分けやすかったのですが、やっぱり葉の硬さが五葉松とは比べ物になりませんね…
そう簡単にはいかせないぞと抵抗を見せる葉っぱたちと悪戦苦闘しながら何とか終了しました。
葉数も多くこちらも1日がかりの作業でしたが、終わってみると何となくすっきりとした見た目になりました。
地道で大変な作業でしたが、やっていくうちに木の表情だんだんとが変わっていくので思ったより楽しくできました。