今回の黒松は少し大きいサイズで葉が長く量が多いので少しやりにくさを感じました。
その分葉透かし後は枝や向こう側がよく見えるようになりスッキリとした印象です。
<作業前>
<作業後>
葉透かしは鳥栖でもこちらに帰ってきてからも何本もやっている作業ですが、ブログに載せたことはまだなかったと思うので少しだけ解説です。
まず古葉取りとの違いですが、古葉取りは12月頃~4月頃に行う、昨年の葉を落とす作業です。
これによって風通しを良くしたり内側にも日が入るようにし、ふところ芽を育て維持していく効果があります。
一方葉透かしは同じように葉を取る作業ではありますが、5月頃芽切り前に、芽や枝の強さによって抜く葉の枚数を調節することによって、主に芽切り後に出てくる2番芽の長さを揃えてやる狙いがあります。
このように同じような作業でも時期や、やり方の違いで違った狙いになる作業もあります。