久々の投稿になります。
だんだん寒い日が多くなり木々も色づき、冬の訪れを感じるようになってきました。
最近は手入れとしては、五葉松の古葉取りや雑木の葉を落としたりを行っています。また大きな展示会の準備で手入れ等が多く、忙しい毎日です。
さて今回の針金かけはこちらの五葉松です。
大樹園に遊びに来ていた愛知園の田中先輩に、特別に指導をしていただきながら、大きな枝抜きと枝曲げまで手伝っていただきました。
初めて針金かけを行う素材で枝数もとても多い状態です。
こちらを正面に懸崖樹形にしていこうと思います。
まずは先輩と相談をしながら大きな枝を抜いていきました。
上部には1か所から太枝が3本も出ていたので真ん中の枝を抜き、逆方向に曲げ天ジンにしてみました。
ここまでが先輩との共同作業です。懸崖にするため枝をグッと下げました。
下げた枝の先端を太い針金で起こし大きな針金かけは終了です。
ここから小枝等抜きながら針金かけを行いました。
完成後。
この状態で一旦先輩に見てもらいましたが、まったく駄目だと・・・。
初めての針金かけなので骨をしっかりと作らないといけないのに、下げるべき枝がほとんど下げれていないので意味がないとの指摘でした。
指摘箇所を修正後の写真です。
すべての枝をしっかりと下げ直したので姿がスッキリとまとまりました。
これで基礎は出来たので、数年かけて枝が増えて出来上がってくるのを楽しみにしたいと思います。