第93回国風盆栽前期日程にて、大樹園取り扱いの緋梅が、盆栽界において最高賞である、国風賞を受賞しました!
この緋梅は古くは岡崎の著名な愛好家であった稲垣さんが愛蔵されていたもので、緋梅の古木でこれほどの枝数を有し、優雅さを感じさせる姿は圧巻の仕上がりです。
審査前の鉢換えの様子です。
とにかく古い木なので、鉢から抜いてこの状態にするだやけでも大事です!
細心の注意を払い、幹やが折れてしまわないよう慎重に作業を行います。
若干鉢合わせが小さいような気もしますが、この木の風格を引き立てるに相応しい、古渡の鉢に収まりました。
この木は培養中にも様々な困難があり、ちょっとした強風でも枝が折れてしまうため、その度に室内に移動します。また、夏には水をとても欲しがるので、水やりも気を抜けません。
運搬だって気を使います。走行中のわずかな振動でも幹が根元から揺れるので、しっかりと固定して未幹折れ対策も欠かせません。
多くの課題があるからこそ、それらを乗り越えて受賞した今回の国風賞は喜びもひとしおでした!