2020/4/12
植え替え ●松柏編●

みなさま、こんにちは!

新年度が始まりました。

無事に、とは言えない状況ではありますが、新たな生活が始まった皆様にはお祝い申し上げます。

そうは行かない皆様、どうかふさぎこむことなく今を大切にしていただきたいと思います。

 

さて、今回は植え替えの松柏編です。(杜松は時期が5~6月頃になるので今回は黒松、真柏編です)

流れは雑木編と同じなので、違う部分をクローズアップしてまとめていきます。

植え替えを終えた皆様、気を抜いてはいけませんよ!!

暖かくなり、水やりの頻度を増やす時期になってきました。

すでに植え替えを終えた鉢はなおのこと。水の不足が枯れの原因になることもあります。

しっかりチェックしてくださいね!

 

今回植え替えを行ったのはこちらの黒松。

 

1.時期と頻度について

〇時期 3月上旬~4月中旬

〇頻度 3~5年に一回

 

若い木ほど植え替えの間隔は短くなります。根が伸びる力がある分、鉢の中の手入れも必要です。

古い木はそこまでに力がないため間隔は長め、根も切りすぎないようにしましょう。

なお、雑木の場合は1~2年に一回が目安となります。

 

2.雑木ほど土を崩さない!

〇雑木

根洗いをしてもいいほど土を取りました

 

〇松

全部土を取ると枯れる原因になることも。まずは土の状態をチェック!

下のような状態の場合は、しっかり土を崩しましょう。

・根腐れ

・土の状態が悪い(畑土がある・カチカチに固まっている)

 

〇ポイント1

・土は少しずつ崩す。ブロック分けして、植え替えごとに崩していくのもいいでしょう。

変化がわかりにくいかもしれませんが、それくらいよく見ながら崩しましょう。

思い切ってやっちゃえ!は厳禁です!!

〇ポイント2

・根は必要な部分だけを切り、深く切りすぎないように

写真のような強い根は処理しましょう。

小根が枝分かれしているところまで切り戻すか、周りの根量を見ながら切除します。

小根も土を崩す際に傷ついた先端の部分はきれいに切ってあげてください。

雑木の時と同様、均等な根にしておくことが均等な枝の伸びかたを促します。

 

 

3.土の配合 その1

〇雑木 水持ちをよくすることを重視

〇松  水はけ重視。大樹園では川砂を多め(全体の2~3割)にしよく乾く状態をつくり、多肥多水の管理をしています。

 

水はけをよくする理由は、土が乾くと根が水を求めてよく伸びるから!

「根が伸びる=芽もよく伸びる」→芽切りをするために適した状態になります。

根と芽の成長はつながっていることを覚えておきましょう。

 

水はけについては「育てる環境」「どの程度の頻度で水やりができるか」を考えてみてください。

頻繁に水をやるのが難しい場合は松でも水持ちをよくしたほうが良いでしょう。

その場合、川砂は少なめ(1割程度)がオススメです。

 

 

◇真柏の作業例です

4.土の配合 その2

〇炭をいれる

 

【効果】

・pH(ペーハー)を整える

・共生菌が住みやすい環境をつくる

菌根菌(きんこんきん)と呼ばれる菌で、木から養分をもらって生きています。

その代わりに、木を活性化させる役割も担っています。

もちつもたれつの関係です。それゆえ“共生”菌と呼ばれているんですね!

なお、この菌がついていると鉢から取り出した際に白い綿やクモの巣に似たようなものが見られます。

 

いかがでしたでしょうか?

樹種によって手入れの方法はさまざま。

松編と称してまとめましたが、松もいろいろな種類があります。

ご不安な点がありましたらお気軽にお問い合わせくださいね!

みなさまの疑問に私たちも興味津々ですよ~