真柏を小品サイズへ再縮小 | 大樹園
2018/10/28
真柏を小品サイズへ再縮小

秋の改作週間第四弾はお客さんからの依頼で、大きくなりすぎてしまった小品サイズの真柏の再縮小です!

今回は作業途中の写真を取り忘れてしまったのでシンプルにビフォーアフターのみですがちょこっと解説をします!

この木の問題点は数年剪定を芽摘みのみで剪定を怠ったために枝が増え輪郭もボサボサになってしまったこの状態です。

将来的にどのような姿になるのかもぼんやりとしてしまっているので、今回の改作でその方向性を定められたらとい思います。

改作作業は始めに大掛かりな剪定をするところから始まりました。

懸崖枝のように下に垂れた枝は非常に弱く、また左に張り出しすぎた枝などは抜いてしまえば樹を大きく縮小しやすくなるので、今回はこの枝を抜き懸崖構想の路線はなくなりました。

また全体的に間延びした枝や余計な枝が非常に多かったのでこれらも剪定しました。

この剪定し終わった段階でも半懸崖構想の姿が見えていたのですが、その写真を作業に夢中になりすぎて取り忘れてしましました・・・(泣)

そして完成したのがこちらの写真です。

真柏の枝棚としてはまだまだ密ではなく、現時点では展示ができるような仕上がりではありませんが、真柏の成長は早いので頭を少し大きくすることを心がけながら1〜2年持ち込めば小品サイズの主木としての風格を備えてくると思います。