みなさま、こんにちは。
秋を彩る盆栽、楽しんでいますか?
少し外に出るだけでもあちこちで紅葉を見ることができたり、ご自身の鉢で堪能されている方も多いと思いますが…
やはり、展示会にも足を運んでいただきたい!!
というわけで、大御所・大観展についてお話を。
最後に少しお知らせもありますのでお付き合いくださいね。
みなさま、こんにちは。
秋を彩る盆栽、楽しんでいますか?
少し外に出るだけでもあちこちで紅葉を見ることができたり、ご自身の鉢で堪能されている方も多いと思いますが…
やはり、展示会にも足を運んでいただきたい!!
というわけで、大御所・大観展についてお話を。
最後に少しお知らせもありますのでお付き合いくださいね。
みなさま、こんにちは。
過ごしやすい気温になりましたね。
近頃、散歩しているとたわわに実った柿の木やみかん、名前は知らない木でも実りの盛りを感じます。
(柿をどっさりいただいたりというのも実りの秋を感じますね)
盆栽にとって秋は一年で一番の見ごろと言える時期の一つ。
葉が色づき、実物はようやく実を結びます。
今の時期の主役は実物や紅葉する樹種に感じることもありますが、松柏も姿が安定してくるので楽しめますね。
さて、本日は晴れ姿を見せてくれている実物・紅葉する樹種について。
せっかく見ごろなのでたくさん楽しめるように。
そして来年も楽しめるようにしていきましょう。
1.鳥対策(展示会等に飾りたい人向け)
成り始めのうちはいいのですが、秋になって実が色づいて来るとそれは鳥たちにとってもいい目印に!
特に11月中~末は要注意!
実が熟し食べごろを迎え、鳥の餌食になることが。
できる対策としては、「網をかける」。
夏に使った寒冷紗を利用してもいいでしょう。
あるいは鳥かごに入れて飾るという離れ業も。
著作権の都合で参考写真を載せることはできませんが、「盆栽 鳥かご」で検索すると籐の鳥かごなどに入れて飾っている写真が出てきますよ。
それから、鳥対策が必要なのは、盆栽をお部屋で楽しみたい方向け。
部屋に飾る前に鳥に食べられないようにするのが目的です。
逆にどこにも飾る予定がなくて自宅の棚場で楽しむだけという方は、網や寒冷紗をかけるような対策は向いていないと思います。せっかくきれいな見頃の時期なのに、ずっと網がかかってる姿を眺めていては楽しみも半減してしまいますよね。
そういう場合は自然そのままの姿を楽しんだらいいんじゃないでしょうか?
庭で鳥が盆栽に留まっている様子も、見方を変えれば風流ですからね。
強いて言うなら鳥よけを吊るしておくくらいの対策でいいと思います。
いろいろな楽しみ方があるので必要な手入れを取り入れましょう!(鳥だけに?!)
2.もみじ・紅葉を楽しむ樹種
美しい紅葉を楽しむために大切なのは「寒暖差」。
秋冬の寒さを感じさせることが大切なのです。
(夏の日差しを浴びることも大切なのですが、時間は戻せないので…)
今は一日の中でも朝晩・日中と寒暖差がありますよね。
夏の置き場のままになっている場合は必ず日の当たる・風通しの良い場所に動かしましょう。
しっかり外気にさらすことできれいに紅葉します。
●ダメな場所
・軒下など陰になりやすい場所
・霜が降りにくい場所 ★これは裏表で違う色になる原因にもなります
これだけ一様に真っ赤に染まるのは盆栽ならでは。
庭木や自然の木だと大きい分、影になる場所や通気性などまばらになるのでなかなか難しいのです。
◎紅葉を十分に楽しんだら、終わる少し前には葉を落として、枝の剪定をしてあげましょう。
この時期に作業することで水が吹いて枝が弱ってしまうことを予防できます。
3.老爺柿などの大き目の実がなる実物
こんなふうに見事に鈴なりの実がなっている姿はきれいですよね。
ですが、やはり多くの実が長期間ぶら下がっているのは木の負担になります。
しっかり楽しんで、少しだけ早めに実を落とすのがベスト。
時期としては11月末が目安です。
しわしわになるまで実をつけたままにしたりするのは枝の負担になるのでやめておきましょう。
●注意点
・まばらに実がなる場合は気にしなくていい対策です!!
・バランスよく、侘しさを楽しむような見せ方をする場合は負担も少ないので慌てず最後まで鑑賞してくださいね。
・紫式部・ピラカンサなどもともと実がたくさん付くことが当たり前の樹種の場合は落とす必要はありません。
時々、「実物は長く実をつけておいてはいけないからさっそくとりました!」と色づいてすぐに落としてしまう方のお話を伺いますが、これは正直もったいない!と感じます…
せっかく実ものを持っているのに、一番の晴れ姿を見ずに早々に終わらせてしまうなんてもったいないです。
愛情をこめて育ててきたのだから、どうか慌てず一番の晴れ姿をできるだけ愛でてあげてくださいね。
4.対策よりも楽しむことを一番に!
実は、これが今日一番お伝えしたいこと。
なんだかんだと申し上げましたが、見ごろを楽しむことが一番大切です。
盆栽は絵画のようにいつでも完璧な姿を楽しめる芸術ではありません。
(その移り行く様も楽しみの一つです。)
だからこそ、一番いいときをじっくり楽しんでいただきたいのです。
大掛かりなお世話でなくても、日々水やりや観察をして愛情込めて育ててきた盆栽です。
実もの花もの晴れ姿を楽しめるのはたった一瞬。
季節の移ろいと自然の豊かさを身近に感じられるそのひと時を、どうか思う存分堪能してくださいね。
みなさま、こんにちは。
…いえ、お久しぶりです。
緑風展に足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。
お天気も良く、楽しんでいただけたと自負しております!!
さて、緑風展でも然り、盆栽展に行くと即売会場があることも多いと思います。
今回はその際の「盆栽選び」に参考になりそうなお話を。
今回はちょっと長めの記事になってしまいましたがお付き合いください。
みなさま、こんにちは。
8月の終わりには各地で雨が降り、そのまま秋の足音が聞こえてきましたね。
今回のテーマは「虫」です。
といっても秋の美しい音色を奏でる虫ではなく…害虫です。
盆栽に限らず、植物に虫はつきもの。
秋だけに限らず異変を見逃さないこと、すぐに駆除することが一番の対策です。
みなさま、こんにちは。
暑い!暑いですね!!
ほかに冒頭のご挨拶が思い浮かびません。
さて、夏はほかの季節に比べお手入れが少ない時期。
盆栽園も夏休み?!
なんてことはありません。
というわけで、今回はあまりお見せすることのない盆栽園の仕事を少しご紹介。
今回は夏編です!(続編があるかどうかはわかりませんが)
みなさま、こんにちは。
暑いですね!
アツイといえば大樹園のYoutube 「Bonsai Nippon」も盛り上がっております!
さてその内容は…?!
カッコいい動画ができてテンションが上がっていますがここからは真面目に。
すでにInstagram・Facebookでもお知らせしていますが、盆栽鉢作家の巨匠・中野行山氏にお話しを伺っています。
Bonsai Nipponでは新しい試みとして日本の職人にスポットを当て、その技術や想いを世界中に伝える
「Spotlight Stories」をスタート。その第一弾が中野行山氏。
近年力を入れている創作鉢についても改めて伺ってきました。
(創作鉢の一つ)
すでにご存知の方もいるかと思いますが、少し前から中野行山氏の創作鉢のPR、販売のお手伝いをさせていただいている大樹園。
大々的に打ち出していませんでしたが満を持してご報告したいと思います。
中野行山氏といえば盆栽鉢の巨匠。
鉢作りを熟知した行山氏だからこそできる創作鉢はさすがの逸品、そして面白い!
しかし、すでにこれまでの鉢作りで定評があったにも関わらずなぜ創作鉢なのか…?
その理由の一つが「盆栽界を面白くしたい」ということ。
その想いは大樹園が目指すところと同じだと考え、今に至ります。
控えめに言っても盛り上がっているとは言い難い盆栽界。
今のままではどうなっていってしまうのでしょう。
伝統文化も個性や面白みがあればもっと魅力的になるはず。
長年、盆栽に向きあってきたからこそできることをしていきたいと思います。
というわけで長くなりましたが行山氏の想いを伺ったインタビュー。
まずは予告編をご覧頂きたいと思います‼︎
(カッコよく仕上がりすぎてこれからどうしようかハラハラしています。頑張ります!)
Youtube、実際の創作鉢は下のURLからご覧いただけます。
【Bonsai Nippon】
https://youtu.be/1FWn9sjvpew
【Gyozan Nakano Pot Store】
https://gyozan-nakano-pot-store.myshopify.com
Bonsai Nipponの方では皆さんの質問などにお答えしていくコンテンツも進めています。
リクエストがあればぜひ、教えてくださいね!!
みなさま、こんにちは。
梅雨かと思えば30度を超える日があったりと今年はびっくりさせられますね。
とはいえ植物にとっては今が成長期真っ只中。
今回はその元気な姿を守るための大切なお手入れ、「消毒」についてお話したいと思います。
特に今の成長期に必要なものについて解説していきます。
消毒に関してはいろいろなこだわりや理論を持っている方がいるかと思いますが大樹園ではこんな風に考えていますよ~という感じでご紹介していきます!
みなさま、こんにちは。
植物が元気になるこの時期。
盆栽に限らず鮮やかな緑や花に目を奪われますね。
GWにはなんとかイベントも開催することができました。
足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。
さて、今回は以前からご質問が多かった「黒松の葉透かし」について。
以前、古葉とりの記事で取り上げていますが、今回はさらに深堀りしてみたいと思います。
みなさんの疑問や悩みを解決する糸口になれば幸いです。
みなさま、こんにちは…いえ、お久しぶりです。
すっかりご無沙汰になっていたブログ更新、お待たせいたしました!
ここのところしっかり更新していたのでご心配(?)おかけいたしました。
何事もなく元気に営業中です。
ちょっとほかのお仕事が詰まっていただけでした~。
相変わらず、のんびりの更新ですが頑張ります!!
さて、今回のお題目は「石灰硫黄合剤」です。
言わずと知れた盆栽の万能薬的存在です。
適期は冬の間に2回。
大樹園では12月中に一回、2月中に1回やっています。
すでに皆さん終えられていますか?
まだの方、間に合います!!
こちらのブログを読んだのも何かのご縁。
一緒に勉強しがてらぜひやってみてくださいね!
●なぜ冬?なぜ必要?
冬は休眠期=強い消毒もやりやすい
石灰硫黄合剤は安全性が高く、濃度を濃くやっても薬害が出にくいので、冬の強めの消毒に適しているのです。
効果=殺虫・殺ダニ・殺菌
春に向けて植物だけでなく虫も活発になります。その前に対策しておくと安心ですよね。
●薬液は?濃度は?
大樹園では約20倍の濃度で使用しています。
何千倍にも薄める時と違って、多少の誤差はあまり気にしなくても大丈夫です。
薬液は近年大容量での販売のみになってしまったので、ホームセンターなどで少量を気軽に購入することが出来なくなってしまいました。
例えば20倍に薄めると…
10ℓの薬液を作るのにたったの500mlしか原液を必要としません。
その上、空気に触れると固まって混入物が出来てくるので、なるべく早めに使い切ってしまいたいところです。
ですが、18ℓとか10ℓでの大容量販売ではちょっと多すぎ。一般の愛好家には手の出しにくい代物になってしまいました。
タイトルの通り、石灰硫黄合剤は盆栽にとってほぼほぼ万能薬。
とても有能な消毒なのでぜひやっていただきたい!!
購入方法としては、盆栽園で小分けで購入させてもらう・友人などと共同購入というのがオススメです。
どこの盆栽園も持っているはずなので問い合わせてみてくださいね。
もちろん、当園でもOKです!
(郵送は難しいため、大樹園までお越しいただける方に限ります。申し訳ございません。)
●気を付ける事
1.完全防備で!
白く色がつきます。
服装は汚れてもいいもの・雨がっぱなどを。肌についても大きな害はありませんがやはり農薬の一種です。
肌についたら水でしっかり洗い流してください。
2.周りに何もないところで。
窓・壁・車など周囲の環境にも注意を。車につくと錆びてしまうこともあります。
3.風の強い日はNG
4.目に入らないように!!
粘液を溶かしてしまう強酸性の液体です。たとえ薄めたものが少し入るだけでもめちゃくちゃ痛いです。
量次第では大ごとになりうるので、万が一、入ってしまったら急いで水で洗い流してくださいね。
5.鉢につかないように
盆栽鉢は通気性がいいので消毒が中まで染み込んでしまいます。
石灰硫黄合剤の汚れは取れづらく、きれいになるまで時間もかかります。
対策として…
鉢を汚さないようにあらかじめ鉢を水で濡らしておきましょう。
鉢に水を含ませた状態だと消毒が染み込むのを防ぐことができます。
そして消毒を終えたら、乾く前にすぐに水でしっかり洗い流しましょう。
●消毒の仕方
1.まずは先ほどの鉢の処理をしておきます。
2.消毒する。
道具は噴霧器やひしゃくなどを使います。
小品盆栽では深めの桶に溶液を作り、樹の部分を逆さにして漬け込むという方法もあります。
これは休眠期ならではの方法。これだけしっかり消毒すると皮の中の虫や病気もやっつけることができます。
3.鉢に水をかけ、汚れない等にする。
いかがでしょうか?
それなりの手間はありますがやって損はないお手入れです。
害虫予防や殺ダニが一気にでるんですから!!
これからの新緑の時期、少しでもトラブルが少なく大切に育てたいものですね。
【イベント情報】
大変残念ですが、盆栽教室・岡盆サロンは中止となっています。
わからないことやお手入れについては個別に対応させていただきますのでお気軽にお問合せくださいね。
みなさま、明けましておめでとうございます。
遅くなりましたが、新年のご挨拶です。
昨年は多くの方にご愛読いただきありがとうございました。
引き続きブログをはじめSNS、ようやく始動したYoutubeにも力を入れていきますのでご贔屓のほどよろしくお願いいたします。
大樹園の手塩にかけた盆栽をみなさんにお見せすること、盆栽を育てる事の魅力を存分にお伝えしていきたいと思います。
新年、一回目のブログ更新ということで少し真面目に(いつもは…?)「大樹園の思い」を語ってみようと思います。