Bonsai Style | 大樹園 - Part 4

‘Bonsai Style’の記事一覧

2022/2/20
3/4〜6 徳川園にて 盆(才)展を開催します!

みなさま、こんにちは。

国風盆栽展を無事に終えてきました。

足を運んでくださった皆様、この場を借りてお礼申し上げます。

 

そして間髪入れず、次のイベント。

盆(才)展、開催いたします!!!

 

第3回を迎えすでに恒例となりつつあります。

昨年は残念ながら中止となりましたが、満を持して開催いたします。

 

「盆(才)展+DA.YO.NE.」

2022/3/456 Fri-Sun
9:3017:00(最終日のみ16時まで)
会場 徳川園ガーデンホール
入園料 徳川園の入園料300円にてご入場いただけます

 

そして今回のコラボレーションは?!

アーティストであり編集者であるヨネちゃんこと米原康正氏をキュレーターに迎え、「盆栽×現代アート」の新しい世界観を提案します。

◎米原康正氏 Instagramhttps://instagram.com/yone69harajuku

 

 

現代アートの若き才能を次々と発掘し、自身もアーティストとして世界で活躍。

現在中国のSNS、微博(ウェイボ)のフォロワー280万人。(なんとキムタクを越えるフォロワー数!!)

N’umero Tokyo3月号で米原康正の特集が掲載されています。

彼が何者なのか、ぜひ手に取ってみてくださいね。

 

そんな、今注目の人とのコラボレーション。

この盆(才)展のためにアーティストたちをキュレーションして頂きました。

 

彼が主催する+DA.YO.NE.プロジェクトとともに「盆栽×現代アート」を表現します。

◎「+DA.YO.NE.

Instagramhttps://www.instagram.com/plus_dayone_pr/

notehttps://note.com/yone_cul_lab/

 

「今面白いこと」をコンセプトにした彼の作り出す世界には「生まれたてのカルチャー」がいっぱいです。

伝統芸術の盆栽とはかけ離れたように見える「+DA.YO.NE.」のアートの世界。

 

どんな仕掛けがあるのか?

どんな世界が見られるか我々もワクワクしかありません。

 

そして今回キュレーションしていただいたアーティストがこの方!

【書道家 万美 / MAMIMOZI

古典に立脚した書道と、様々なカルチャーとの共通点を見出し
数多くのコラボレーションを実現。
独自のスタイルである “MAMIMOZI” を信念に日本各地、世界各国を巡る。

○彼女の作品や活動はこちらからチェックしてください!

website : www.66mami66.com
instagram : mamimozi
Facebook : mamimozi

 

 

それでは、一足先にみどころをご紹介!

1.書

さまざまなブランドとのコラボや個展で注目される書道家・万美さんの作品を、愛知でお目にかかれる今回の展示はとても貴重です。なんと期間中ご本人も在廊していただけるとのことですので、ぜひお話を伺いにきてみては?

さらに!

天気が良ければ屋外の庭園にて「水書道」のライブドローイングのパフォーマンスをしていただけます。

「水書道」って…?とにかく下のリンクでご覧いただきたい。百聞は一見に如かず!

https://www.instagram.com/reel/CO4kVYxDCyd/?utm_source=ig_web_copy_link3.

開演時刻は午後2時~4時頃を予定しております。詳細は随時更新いたしますので情報をチェックしてください。

徳川園の日本庭園の雰囲気とダイナミックな書道パフォーマンス。

盛り上がりそうです!

 

2.日本一の盆栽が見られる!

先日、東京都美術館で開催された第96回国風盆栽展にて、

日本の盆栽界においての最高栄誉である国風賞を受賞した「定家かずら」を会場にてお披露目します!

普段は蔵者のお宅で培養しているため、お披露目の機会は滅多にありません。

日本一の盆栽を体感する機会をお見逃しなく!

 

 

.

大樹園四代目の鈴木が盆栽の楽しみ方・見方をレクチャー…だけでなく、展示してある盆栽のBefore&Afterの変化過程の解説など、普段聞けないようなリアルなお話も盛りだくさん。

枝を整えたり、ハサミで切ってみたり。実際のお手入れの体験も!

ご来場の方に実際に盆栽に触れていただきたいと思っています。

こんなことできる展示会はなかなかありません。

ぜひご自身の手で変化を感じていただきたいです。

 

そしてとっても気さくな四代目。

なんでもかんでも聞いてしまいましょう(笑)

 

4.展

アート・盆栽ともに販売いたします。

新しい世界をおうちにむかえてみるのはいかがでしょうか?

盆栽のお手入れについてもご相談くださいね。

 

 

ちなみに、初めて盆(才)展に興味を持っていただいた方へ。

過去二回の開催ともに大変好評いただいております。

これまでの様子はこちらからご覧いただけます。

ぜひのぞいてみてくださいね。

大樹園ブログ 2020年盆(才)展

徳川園Instagram

盆栽ジャパン Youtube

盆栽大樹園×かいづかまお

 

アートはもちろん、盆栽も見応えのあるものを揃えています。

昨年、中止だった分までしっかり盛り上げていきます。

ぜひ遊びに来てくださいね!!!

2021/12/26
年末特番!Q&Aまとめ編

みなさま、こんにちは。

あと数日で今年も終わりですね。

というわけで、この時期に役立ちそうなQ&A集をお届けしたいと思います!

 

ご存じでしょうか、大樹園はLineでメールマガジンを配信しております。

(もう登録いただいて…ますよね?!)

その中で毎月お届けしているQ&A・お会いしたお客様から聞かれる質問をまとめてみました。

冬のお手入れで気になるポイント、解決していきましょう!

(さらに…)

2021/12/8
年末年始に向けて・梅の開花調整

みなさま、こんにちは。

秋から冬へ向かっていますね。

あっという間に今年もあと1か月。

おせちや正月向けの商品の広告を見かけるとびっくりしてしまったり。

早いものですね。

 

年末年始というと、おうちでも盆栽を堂々と飾るチャンス。

特に梅、桜などは華を添えてくれますよね。

というわけで、今回は梅・桜の開花調整について。

 

(さらに…)

2021/11/14
秋の展示会といえば!大観展のみどころ

みなさま、こんにちは。

秋を彩る盆栽、楽しんでいますか?

少し外に出るだけでもあちこちで紅葉を見ることができたり、ご自身の鉢で堪能されている方も多いと思いますが…

やはり、展示会にも足を運んでいただきたい!!

 

というわけで、大御所・大観展についてお話を。

最後に少しお知らせもありますのでお付き合いくださいね。

(さらに…)

2021/11/6
彩りの秋を楽しむコツ

みなさま、こんにちは。

 

過ごしやすい気温になりましたね。

近頃、散歩しているとたわわに実った柿の木やみかん、名前は知らない木でも実りの盛りを感じます。

(柿をどっさりいただいたりというのも実りの秋を感じますね)

 

盆栽にとって秋は一年で一番の見ごろと言える時期の一つ。

葉が色づき、実物はようやく実を結びます。

今の時期の主役は実物や紅葉する樹種に感じることもありますが、松柏も姿が安定してくるので楽しめますね。

 

さて、本日は晴れ姿を見せてくれている実物・紅葉する樹種について。

せっかく見ごろなのでたくさん楽しめるように。

そして来年も楽しめるようにしていきましょう。

 

1.鳥対策(展示会等に飾りたい人向け)

成り始めのうちはいいのですが、秋になって実が色づいて来るとそれは鳥たちにとってもいい目印に!

特に11月中~末は要注意!

実が熟し食べごろを迎え、鳥の餌食になることが。

 

できる対策としては、「網をかける」。

夏に使った寒冷紗を利用してもいいでしょう。

あるいは鳥かごに入れて飾るという離れ業も。

著作権の都合で参考写真を載せることはできませんが、「盆栽 鳥かご」で検索すると籐の鳥かごなどに入れて飾っている写真が出てきますよ。

 

それから、鳥対策が必要なのは、盆栽をお部屋で楽しみたい方向け

部屋に飾る前に鳥に食べられないようにするのが目的です。

 

逆にどこにも飾る予定がなくて自宅の棚場で楽しむだけという方は、網や寒冷紗をかけるような対策は向いていないと思います。せっかくきれいな見頃の時期なのに、ずっと網がかかってる姿を眺めていては楽しみも半減してしまいますよね。

そういう場合は自然そのままの姿を楽しんだらいいんじゃないでしょうか?

庭で鳥が盆栽に留まっている様子も、見方を変えれば風流ですからね。

強いて言うなら鳥よけを吊るしておくくらいの対策でいいと思います。

 

いろいろな楽しみ方があるので必要な手入れを取り入れましょう!(鳥だけに?!)

 

 

2.もみじ・紅葉を楽しむ樹種

美しい紅葉を楽しむために大切なのは「寒暖差」

秋冬の寒さを感じさせることが大切なのです。

(夏の日差しを浴びることも大切なのですが、時間は戻せないので…)

 

今は一日の中でも朝晩・日中と寒暖差がありますよね。

夏の置き場のままになっている場合は必ず日の当たる・風通しの良い場所に動かしましょう。

しっかり外気にさらすことできれいに紅葉します。

 

●ダメな場所

・軒下など陰になりやすい場所

・霜が降りにくい場所 ★これは裏表で違う色になる原因にもなります

これだけ一様に真っ赤に染まるのは盆栽ならでは。

庭木や自然の木だと大きい分、影になる場所や通気性などまばらになるのでなかなか難しいのです。

 

 

◎紅葉を十分に楽しんだら、終わる少し前には葉を落として、枝の剪定をしてあげましょう。

この時期に作業することで水が吹いて枝が弱ってしまうことを予防できます。

 

 

3.老爺柿などの大き目の実がなる実物

 

こんなふうに見事に鈴なりの実がなっている姿はきれいですよね。

ですが、やはり多くの実が長期間ぶら下がっているのは木の負担になります。

しっかり楽しんで、少しだけ早めに実を落とすのがベスト。

時期としては11月末が目安です。

しわしわになるまで実をつけたままにしたりするのは枝の負担になるのでやめておきましょう。

 

●注意点

・まばらに実がなる場合は気にしなくていい対策です!!

・バランスよく、侘しさを楽しむような見せ方をする場合は負担も少ないので慌てず最後まで鑑賞してくださいね。

・紫式部・ピラカンサなどもともと実がたくさん付くことが当たり前の樹種の場合は落とす必要はありません。

 

時々、「実物は長く実をつけておいてはいけないからさっそくとりました!」と色づいてすぐに落としてしまう方のお話を伺いますが、これは正直もったいないと感じます…

せっかく実ものを持っているのに、一番の晴れ姿を見ずに早々に終わらせてしまうなんてもったいないです。

愛情をこめて育ててきたのだから、どうか慌てず一番の晴れ姿をできるだけ愛でてあげてくださいね。

 

 

4.対策よりも楽しむことを一番に!

実は、これが今日一番お伝えしたいこと

なんだかんだと申し上げましたが、見ごろを楽しむことが一番大切です。

盆栽は絵画のようにいつでも完璧な姿を楽しめる芸術ではありません。

(その移り行く様も楽しみの一つです。)

だからこそ、一番いいときをじっくり楽しんでいただきたいのです。

大掛かりなお世話でなくても、日々水やりや観察をして愛情込めて育ててきた盆栽です。

実もの花もの晴れ姿を楽しめるのはたった一瞬。

季節の移ろいと自然の豊かさを身近に感じられるそのひと時を、どうか思う存分堪能してくださいね。

 

2021/10/12
「盆栽選び」の考え方

みなさま、こんにちは。

…いえ、お久しぶりです。

緑風展に足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。

お天気も良く、楽しんでいただけたと自負しております!!

 

さて、緑風展でも然り、盆栽展に行くと即売会場があることも多いと思います。

今回はその際の「盆栽選び」に参考になりそうなお話を。

今回はちょっと長めの記事になってしまいましたがお付き合いください。

(さらに…)

2021/9/7
秋の足音とともに…忍び寄る虫

みなさま、こんにちは。

 

8月の終わりには各地で雨が降り、そのまま秋の足音が聞こえてきましたね。

今回のテーマは「虫」です。

といっても秋の美しい音色を奏でる虫ではなく…害虫です。

 

盆栽に限らず、植物に虫はつきもの。

秋だけに限らず異変を見逃さないこと、すぐに駆除することが一番の対策です。

(さらに…)

2021/8/4
夏の盆栽園、どんなことをしているの?

みなさま、こんにちは。

暑い!暑いですね!!

ほかに冒頭のご挨拶が思い浮かびません。

 

さて、夏はほかの季節に比べお手入れが少ない時期。

盆栽園も夏休み?!

なんてことはありません。

というわけで、今回はあまりお見せすることのない盆栽園の仕事を少しご紹介。

今回は夏編です!(続編があるかどうかはわかりませんが)

(さらに…)

2021/7/29
Youtube更新! 中野行山氏登場 。

みなさま、こんにちは。

暑いですね!

アツイといえば大樹園のYoutube 「Bonsai Nippon」も盛り上がっております!

さてその内容は…?!


カッコいい動画ができてテンションが上がっていますがここからは真面目に。

すでにInstagram・Facebookでもお知らせしていますが、盆栽鉢作家の巨匠・中野行山氏にお話しを伺っています。


Bonsai Nipponでは新しい試みとして日本の職人にスポットを当て、その技術や想いを世界中に伝える

「Spotlight Stories」をスタート。その第一弾が中野行山氏

 

 

近年力を入れている創作鉢についても改めて伺ってきました。

(創作鉢の一つ)⁡

 

すでにご存知の方もいるかと思いますが、少し前から中野行山氏の創作鉢のPR、販売のお手伝いをさせていただいている大樹園。

大々的に打ち出していませんでしたが満を持してご報告したいと思います。


中野行山氏といえば盆栽鉢の巨匠。

鉢作りを熟知した行山氏だからこそできる創作鉢はさすがの逸品、そして面白い!

しかし、すでにこれまでの鉢作りで定評があったにも関わらずなぜ創作鉢なのか…?



その理由の一つが「盆栽界を面白くしたい」ということ。

その想いは大樹園が目指すところと同じだと考え、今に至ります。

控えめに言っても盛り上がっているとは言い難い盆栽界。
今のままではどうなっていってしまうのでしょう。

伝統文化も個性や面白みがあればもっと魅力的になるはず。

長年、盆栽に向きあってきたからこそできることをしていきたいと思います。

というわけで長くなりましたが行山氏の想いを伺ったインタビュー。
まずは予告編をご覧頂きたいと思います‼︎

(カッコよく仕上がりすぎてこれからどうしようかハラハラしています。頑張ります!)

Youtube、実際の創作鉢は下のURLからご覧いただけます。

【Bonsai Nippon】
https://youtu.be/1FWn9sjvpew

【Gyozan Nakano Pot Store】
https://gyozan-nakano-pot-store.myshopify.com

Bonsai Nipponの方では皆さんの質問などにお答えしていくコンテンツも進めています。

リクエストがあればぜひ、教えてくださいね!!

2021/6/16
恐れるなかれ、消毒の基礎

みなさま、こんにちは。

梅雨かと思えば30度を超える日があったりと今年はびっくりさせられますね。

とはいえ植物にとっては今が成長期真っ只中。

 

今回はその元気な姿を守るための大切なお手入れ、「消毒」についてお話したいと思います。

特に今の成長期に必要なものについて解説していきます。

 

消毒に関してはいろいろなこだわりや理論を持っている方がいるかと思いますが大樹園ではこんな風に考えていますよ~という感じでご紹介していきます!

(さらに…)